尻別川マップ

NACアクティビティは清流日本一の尻別川が舞台

Shiribetsu

尻別川の約30kmがNACのアクティビティが楽しめるエリア

NACのアクティビティが行われる尻別川は、羊蹄山をまわりこみながら日本海まで続く、全長126kmの一級河川。今では夏のニセコの代名詞となったラフティングで有名ですが、幻の魚イトウも生息している自然豊かな川です。

悠久の時の中を滔々と流れ続ける尻別川ですが、そんな歴史を垣間見れるのが1857年に尻別川を探検した松浦武四郎の「後方羊蹄日誌」に記述されています。それまでアイヌの方たちのみに知られていた尻別川が初めて多くの本州の人たちに紹介された瞬間です。

それから時が流れて1995年、1人のオーストラリア人が自然豊かな尻別川をみてラフティングを始めました。NACニセコアドベンチャーセンターの誕生の瞬間でもあり、ニセコラフティングが産声をあげた瞬間でした。

今でこそ多くのラフト業者で賑わう尻別川ですが、当時はここでラフティングをするなんてだれも考えもしなかった時代、ロスフィンドレー(NAC代表)は小さなリバーカヤックに乗って川のどの区間がどういう遊びに適しているかゼロから開拓を始めます。

一番最初に開拓されたのが「春コース」。
オーストラリアでエキサイティングなラフティングをみて育ってきたロスにとっては、護岸工事もなく大岩があちこちに転がったほぼ手付かずの区間を雪解けの大増水が白い泡を立てて流れる様相に誰もが興奮できる本格的なラフティングが楽しめるルートとして始めました。

この区間は電力会社取水ダムの下流にあり、通常は水が流れていないエリアですが、4月中旬から6月に入るくらいまでは大量の雪解け増水によって最高のラフティングが楽しめます。水温気温が低い時期なので体力を消耗しやすい子供は安全のために参加できませんが、中学生以上から楽しめます。

雪解け増水が終わると、夏の期間も楽しめるルートの開拓に移りました。春コースよりも下流は流れが穏やかで大きなゆったりした流れになるので、ラフティングに適した区間として取水ダムよりも上流の程よく白波が楽しめる区間を開拓しました。それが「夏コース」です。

すでに水温も気温も上がってきているので小学生から参加でき、「春コース」にくらべると穏やかなラフティングですが、日常あまり川で遊ばない私たちにとっては誰もが楽しめる程よいアドベンチャーとなりました。また、このコースとニセコのカラッした気候、そしてNACスタッフのゆったりした空気がマッチして夏のニセコはとてもリラックスできるリゾートエリアとして定着していきました。

よりお客さまがリラックスしてくつろげるようにと、1998年にレストランとアウトドアショップ、インドアロッククライミングも楽しめるオープンテラスのNACセンターを設け、1週間ニセコに滞在して毎日違う遊びができるように、山ではマウンテンバイクやトレッキング、川ではリバーカヤック、リバーサップ、ダッキー、海ではシーカヤックとたくさんのアクティビティを楽しめるようにしました。それに伴いそれぞれのアクティビティのルートを設定していくのですが、初めての人でも十分楽しめるように場所を選んでいきます。

リバーカヤックは初心者でもすぐに乗れるシットオンタイプにし、穏やかで静かな自然を満喫できる区間。ある程度乗りこなせる人にはゴールは同じでスタートをさらに上流からスタートして楽しめるように設定しました。

リバーサップもリバーカヤックと同じ区間で楽しみます。リバーサップは水に入って泳ぐことも含めて楽しいのでできるだけ穏やかで水深が深い場所があるこのエリアが最適です。向かい風が強い時は逆にコースのゴールから川を遡って遊ぶ日もあります。

夏の間ラフティングよりももっとエキサイティングなアドベンチャーをしたい人向けにダッキーがあります。これは夏コースをより小さいボートで自分たちだけで操縦することで夏のラフティング以上のアドベンチャーを実現しました。

そして6月以降でも雨が降ったりして増水した日は真夏の春コースが出現します。そういう日はラフティング以外のリバーアクティビティは中止となりますが、春コースが本格的な激流区間を小学生からラフティングできる夢のような状態になります。年に2~3日程度しかありませんし、こればっかりは狙って参加できるものでもありません。ただ、たくさん雨が降ってるときの半日後くらいに川が増水するので雨がチャンスと思ってもらったらいいと思います。晴れている日の水遊びも楽しいですが、どうせ濡れる遊びなのでアドレナリン系が好みの人にはたまらないと思います。

近年小学生以下のご家族も川で一緒に遊びたいというご要望が多いのでラフティングボートを使ったのんびり川に浮かんで遊ぶファミリーラフティングも始まりました。小さいお子さまの体力を消耗しないように真夏のみで川の上にいる時間も短く設定してあります。のんびり家族で川遊びができ、また夏コースのゴールがスタートなので他の人たちが楽しんで帰ってくる空気も共有できます。

最後に幻の真ん中コースがあります。ここは今でこそサンモリッツ大橋ができてアクセスが容易になりましたが、かつては電力会社の取水ダムがあるだけの鬱蒼とした森の中がスタート地点でした。川もとても入り組んで右に左に曲がっていて、その下の春コースと同じく自然のままの地形が強く残る区間です。様々な条件がそろったときだけ使えるまさに幻の区間ですが、とても紅葉がきれいな区間でもあり、この日にあたった人はとてもラッキーなラフティングが楽しめたことになります。

例えば夏コースをリバーカヤックで行ってみたい、春コースをダッキーで行ってみたい、はたまたリバーカヤックで行ってみたいと、どんどんエキサイティングで奥の深い遊びもあります。しかしこの辺は練習したり技術を身に着ける必要があるのですが、やってみたいという方にお勧めな方法が1つあります。NACのガイドになって一緒に働きましょう!1シーズンすれば春コースをダッキーで楽しめるレベルにはなれます♪そしてその先の川のディープな魅力にどっぷり浸れるでしょう。

NACのアクティビティが使っている場所だけでもたくさんの違う魅力を感じさせてくれる尻別川。天候や季節でも違った楽しみを与えてくれる、そんな尻別川の魅力がたっぷり詰まったそれぞれのコース、ぜひ楽しんでくださいね!